2021年6月15日火曜日

料理の絵本

  絵本「やさいのおなか」は、学校の食育の授業でよく使われているようです。先生は子どもたちが野菜に興味を持つきっかけにしたいようです。実際どのように絵本が使われているのかわかりません。ただぼくの願いとしては、「これなあに?」の答えが、野菜の名前でなくてもにしないで欲しいです。野菜以外の別のものに見えるところがおもしろいし訳で、人それぞれにイメージが違って当たり前です。答えは一つではないのです。想像力が豊かであればたくさんの答えが出てきます。野菜もみんな個性があります。同じキャベツでも、みんな形が違います。個性豊かな野菜から多くの発見ができるはずです。野菜の名前を覚えることよりも、もっと自由な発想で楽しんで欲しいと思います。

 ところで、ぼくは食べることが好きですが、料理をすることも大好きです。我流ですが和洋中それからデザートもなんでも作ります。その料理好きが講じて料理の絵本を2冊描いています。食育で使うならば、この料理の絵本がお勧めなのですが、残念なことに手に入りにくい絵本なのです。2冊とも月刊絵本で単行本にはなっていません。月刊絵本は雑誌と同じでその月に出版されるだけです。それもほとんどが幼稚園や保育園向けに団体購読として販売されるので、一般の書店では販売されていません。月刊絵本を手に入れるには、各出版社のHPサイトにアクセスして、出版される絵本の年間スケジュールを調べて、欲しい絵本を書店から注文するか、直接出版社に問い合わせるしかありません。またはその出版社の絵本を購読している幼稚園か保育園に問い合わせることになります。書店に並ぶ単行本とは扱いが違うので、絵本を紹介するサイトにも掲載されません。かがくのとも6月号「かえるや」も月刊絵本なので、単行本のように増販することもありません。1回のみの印刷で売り切れてしまえばおしまいで手に入りません。ただ絵本によっては、数年後に単行本やハードカバーになって販売されることもあります。紹介する2冊の料理絵本はすでに販売終了になっているので、出版社から手に入れることはできません。どこかの出版社が単行本にして復活するとよいのですが?図書館にも無いので、後はフリマで見つけるしか方法はないようです。そんな2冊の料理絵本を紹介します。





キンダーメルヘン 2002年1月号「おやつは なあに?」


<作者のことば> 失敗は成功のもと!

 幼児にとって料理を作る体験は、遊びと同じくらいわくわくするできごとです。洗う、切る、ちぎる、たたく、こねる、つぶす、つつむ、手を使ってするこれらの作業は感性を育てるのに最適な仕事です。幼児にも手伝わせることによって、食べ物にも興味を持ち、心と体、そして親子のコミュニケーションにも役立ちます。そしてお父さんと作れば度胸と応用力も身につくかも知れませんよ。ちょっと料理が苦手なお父さんも、子どもと冒険してみませんか?





キンダーメルヘン 2007年10月号「どんぶり どうじょう」


<作者のことば> 好奇心・真心・遊び心

 どんぶり道場の大将は、三つの心を大切にしてお客さんをもてなしています。一つは好奇心、二つはめは真心、三つ目に遊び心です。好奇心は料理人にはかかせない心です。いつも新しい素材に興味を持ち、自分の知らない未知の味を探し求めています。真心は料理人の基本です。どんなに見栄えのよいものでも、真心がない料理は人を感動させることはできません。遊び心を持った料理人の作る料理は、底の深さや幅の広さを感じます。

 なぜただのどんぶり屋さんではなく、どんぶり道場なのか?道場とは身体と心を鍛える場です。ここはただ美味しものを作り食べさせるだけのお店ではありません。お客さんの悩みを解決するために、大将が考え抜いたどんぶりを提供します。それを食べたお客さんは、満腹になるだけではなく心も癒されて帰って行きます。なぜどんぶりには蓋が付いているのか?それはお弁当箱の蓋と同じように、蓋を開ける時が一番楽しみでワクワクするからです。

 どうぞお家でもどんぶり道場を開店してください。そして、大将に負けないようなすごいどんぶりを作って、お客さんの身体と心を鍛えてやってください。

 でも、気をつけてくださいね。以前クリスマスに来たお客さんに、大将がサンタクロースとトナカイが入ったどんぶりを作ったことがあります。お客さんがどんぶりの蓋を開けると、ゆで卵のサンタクロースと里芋のトナカイに感動して、眺めているだけで全く箸をつけず食べないで帰って行ってしまいました。何事もほどほどが肝心です。

 


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