2016年6月9日木曜日

五感で感じる絵本あそび その2

 子どもが成長する過程で大切なことは何でしょうか?それは感性を育むことだと思います。感性は五感で感じて磨かれていきます。知識を詰め込んでも感性は身につきません。
 5月に開催した「絵本であそぼう!ドラムライブ!!」は、視覚と聴覚を使って絵本を楽しむ遊びです。絵本を読みながら絵に合わせてドラムが絵の景色や登場人物を音で表現します。
 絵本「どんぶりどうじょう」では、読み手の声とドラムがかけあいながら物語が展開します。絵にも仕掛けがあり動きます。いろいろな問題を抱えたお客さんが食堂にやってきます。お客さんのテーマソングはみんな違います。それをドラムで表現します。問題を解決するために大将が作ったどんぶりはどれもユニークです。絵本を見ている観客の気持ちをドラムが掻き立てます。
 絵本「やさいのせなか」では、野菜のせなかの模様を見ながら、ドラムが野菜の特徴を表現します。野菜の表面を触った時の感触、野菜の形や硬さ、野菜の味、野菜を食べる季節などをドラムが音で表現します。その音を体で感じて何の野菜か想像します。その後に、実際に紙とクレヨンでせなか探しの遊びを行います。用意した野菜やザルや貝殻をこすってせなかの模様を浮き出させます。その他にもどんなせなかが見つかるかいろいろな場所をクレヨンでこすって模様を集めてきます。
集めた模様を繋いで大きなタペストリーにすることもできます。
 絵本「エリセラさんご」では、珊瑚の住む世界を絵と読み手とドラムのセッションでお見せします。見ている観客もエリセラさんごの卵プラヌラになって踊りながら旅をします。
体で感じながらエリセラさんごと同じ体験をします。

 絵本を聴いて見るだけではなく、体全部で感じて楽しむ遊びが、「絵本であそぼう!ドラムライブ!!」です。感性を磨くには、心で感じて体で表現することが一番です。さあ一緒に遊びましょう。


YouTube 絵本あそびドラムライブどどんがどん

「やさいのせなか」

「どんぶりどうじょう」



2016年6月5日日曜日

五感で感じる絵本あそび その1

 絵本はいろいろと勘違いされています。例えば、子どもだけが見る本だとか、子どもを寝かせる前に読む本だとか、知識を身につけさせるために使う本だとか思っている人がいます。これではあまりにも絵本についての考え方が狭すぎます。
 絵本は子どもだけが楽しむものではありません。大人も楽しむことができます。子どもを寝かせる前に絵本を読むという使い方もありますが、絵本を読んでから元気に遊ぶこともできます。また絵本から知識を得ることもありますが、笑ったり泣いたり怒ったりと感情が豊かになります。
絵本の世界はもっと自由で広いです。

 ぼくは絵本作家としてどんな新しい絵本が作れるか?絵本でどんな遊びができるか?毎日考えています。絵本に対する既成概念を破ろうと挑戦しています。
 2014年9月に「木内かつの絵本あそび」という本を出しました。これは絵本を使って子どもたちと大人が一緒にできるものづくりや遊びを紹介した本です。絵本を読んでから元気になった子どもたちと、一緒に遊びたいと思って考えました。
 そして、今回はまた新しいことを考えました。五感で感じる絵本あそびです。それは、映像と読み語りとドラムのセッションです。

次回につづく