10月10日と18日に中津市の家庭教育学級でワークショップが開催され絵本の読み語りと絵本あそびをしました。参加者は0歳児から4歳児までの親子さんと読み聞かせボランティアさんでした。
他に読んだ作品は、「こどものとも0.1.2.とっくん」「たまごのあかちゃん」「0.1.2.ここよ ここよ」「おばけがぞろぞろ」「あおくんときいろちゃん」「ころころころ」などです。
持って行ったけど読めなかった絵本は、「0.1.2.ごぶごぶ ごぼごぼ」「がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん」「くろねこかあさん」「ごろごろごろ」「11ぴきのねことあほうどり」「ちいさなもみのき」です。
絵本あそびは「へびのたまご」牛乳パックでつくるたまごのあかちゃん、「ペッタンおばけつつり」ポリ袋と折り紙でつくるおばけ、「牛乳パックツリー」牛乳パックの代わりにトイレットペーパーまたはペーパータオルの芯と折り紙でつくるクリスマスツリー、「小麦粉粘土で色遊び」赤青黄色の小麦粉粘土を触って色混ぜ遊び、「ひっくりかえるとなきがえる」牛乳パックのカエルなどをつくって遊びました。
0歳児は音に興味を示します。同じ言葉の繰り返しや擬音オノマトペなどを読んでいると、赤ちゃんは何かを見つけたかのように絵本に注目します。泣いていた子も泣きやんで絵本を読むぼくのそばに近づいてきました。赤ちゃんには何が見えて聞こえているのか?ぼくも毎回不思議な体験ができます。同じ絵本でもことばの強弱やリズムを変えて読むだけで絵本は新しくなり見え方が変わります。子どもにとっては、読み手が変わる事で毎回新しい発見があり新鮮なのです。
2歳児とは会話ができるので絵本の読み語りをしていると、ぼくにも新しい発見があり関心します。今回も「やさいのおなか」の読み語りをしていて、子どもの答えが素晴らしかったです。ぼくがこの絵本の読み語りをするときは、答えが野菜の名前ではなく模様から見える形を想像してもらうように語りかけます。例えば黒いニンジンの断面図の答えが、ウニとかオバケかなと語ります。でもこの日の2歳児の答えは「花火」でした。この子は夏に打ち上げ花火を見て印象に残っていたのかも知れません?また4歳児からハッとする答えが返ってきました。答えは「ウィルス」でした。新型コロナウィルス感染症が蔓延していた時に、毎日テレビニュースに写っていたのが新型コロナウィルスの電子顕微鏡写真でした。大人には目には見えないウィルスの形と一緒に恐怖心を植え付けられてしまいました。確かにニンジンの断面図はウィルスにも見えます。子どもたちはウィルスが何かも知らず見ていたのです。大人のようにウィルスの怖さを知っていると、その形から恐怖心も一緒に記憶に残りますが、子どもたちにはどんなものとして印象に残っているのか?子どもからのウィルスという答えを否定することはせず、ぼくにもウィルスに見えると関心しました。子どもたちに絵本の読み語りをしていると、大人にはわからない事や見過ごしている事を気づかせてくれます。今回も楽しいワークショップでした。
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