2019年4月26日金曜日

著作物の利用について

 4月に著作物利用の依頼が2件ありました。1つは絵本を複写機で拡大コピーして見せたい。もう1つは絵本をプロジェクターで拡大して見せたい。複写機での拡大コピーは許可していませんが、プロジェクターを使って拡大することは許可しました。
 昨年6月に著作物利用についてルールを一部変更しました。同じ内容を記載します。
ご了承ください。

著作物の利用について

著作物の利用について、一部変更します。

 営利目的または非営利目的で、絵本を使って朗読したい。
その方法として、

① 絵本を複写機で拡大コピーしたものを見せたい。

② 絵本をプロジェクターやパワーポイントやキーノートで拡大投
  影して見せたい。

現在まで①と②の方法は許可していませんでした。
「やさいのおなか」を上演するために大きな画面で見せたい場合は、アプリ「やさいのおなか」を使用するか、または手作りによる作品(絵本を模写して大型絵本や紙芝居を作る)で、上演するときには原作の絵本を見せることを条件として許可していました。

①の方法については、今後も許可いたしません。

 現在アプリ「やさいのおなか」の販売が終了していること。
またアプリを持っていてもiPadまたはiPhoneのOSが新しいものではアプリが起動せず見ることができません。
そのため、②の方法については、著作物利用許可申請をしていただければ許可いたします。

 現在も絵本の読み聞かせボランティアグループからの「やさいのおなか」著作物利用申請が多く届いています。特に多い申請がパネルシアターの製作です。模写したものは原作よりも絵の質が落ちるかもしれませんが、自分たちで模写して作品を作ることで新たな発見がありより深く作品を理解することができます。そして、ものづくりの楽しさを皆さんで共有できて、作品が宝ものになります。手間はかかりますが、ボランティアさんだからこそできる貴重な体験です。できれば、手作りの作品を製作することを推奨します。

2019年4月2日火曜日

新作「なにがみえるかな?」できました!


福音館書店 月刊かがくのとも5月号「なにがみえるかな?」

 新作絵本ができました。今回は写真絵本です。電車のボックスシートに座り紙をちぎって作品を作り、それを折り曲げて窓にあてると影の形が現れます。電車の窓がキャンバスになります。そして窓から見える景色も作品に欠かせない物語を演出します。
 実際に業務運行している電車の中での撮影は、スタッフ全員緊張してスリル満点でした。一人で描く作品とは違いチームワークがうまく働かないとできない作品です。いつもとは違う状況の中での作業は大変ですが、うまくいった時の達成感は一人の時よりも大きいです。トライアスロンと同じで、ゴールした後のビールは最高に美味いです。それも一人で飲むよりもみんなで飲むほうがより美味い!とは言っても今回の主人公は子どもなのでビールではなく甘味ものでの乾杯でした。
 どのようにこの作品ができたのか?次回は撮影風景の話をします。まずは作品を手にとってご覧ください。