2024年8月4日日曜日

2024年前期著作権利用の問い合わせより

 2024年前期「絵本のお問い合わせメール」の一部を紹介します。

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きうち かつ 様

 

お世話になります。

大分県立図書館で児童サービスを担当しております、金子と申します。

 

先日、当館で「手話のおはなし会」を開催したのですが、その様子を、ホームページ、SNSに掲載し、広報をしたいと考えています。

おはなし会の中で、きうち先生の『やさいのおなか』を読み聞かせさせていただいたのですが、その写真を、1枚、広報に使わせていただけませんでしょうか。

 

写真を添付してお送りいたします。

恐れ入りますが、ご確認をお願いいたします。




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金子 様


こんにちは、木内です。

ご連絡ありがとうございます。

お問い合わせについてお答えします。

写真を確認しました。

使用しても問題ありません。

お話会はいかがでしたか?

ぼくが絵本の読み語りをする時は、野菜以外のユニークな答えが出てくるように、子ども達と対話しながら行います。

これからも絵本を楽しんでください。

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きうち かつ 様

 

お世話になります。

ご返信、ご快諾、ありがとうございます。

『やさいのおなか』は、とても盛り上がり、子ども達も喜んでいました。

これからも、『やさいのおなか』で楽しいおはなし会をさせていただきたいです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

大分県立図書館

金子

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きうち様


はじめまして。

静岡県浜松市立大平台小学校で、読み聞かせボランティアを行っております吉川と申します。


毎年快く利用を許可していただき、メンバー一同とても感謝しております。

また昨年は、きうち様のオフィシャルブログにて我が校のブログも紹介していただき、ありがとうございました。


今年も、新入生のお祝いとして「やさいのおなか」を上演させていただきたく連絡させていただきました。


つきましては、以下の日程・内容での上演許可を申請致します。


開催日:令和6年度626()

会場:大平台小学校 音楽室

対象人数:約70

利用形態

「やさいのおなか」をブラックシアターにてクイズ形式で上演

上演の様子を小学校のブログで紹介させていただくかもしれませんが、そちらも合わせて許可をいただけますでしょうか?


お忙しいところお手数をおかけして申し訳ございませんが、ご回答の程よろしくお願い致します。



読み聞かせボランティア お話し隊

吉川葉子

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吉川葉子 様


はじめまして、木内です。

ご連絡ありがとうございます。

お問い合わせについて、お答えします。

「やさいのおなか」の使用を許可します。

楽しい会になるように頑張ってください。

ちなみに「やさいのおなか」以外の絵本は、どんなブラックシアターがあるのですか?

チャンスがあればぼくも見に行きたいです。

またオフィシャルブログやInstagramで紹介したいので、作品や公演の様子などの写真データを送ってください。よろしくお願いします。

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木内様


こんにちは

お忙しい中、早々にご回答いただき感謝申し上げます。

そして、使用許可と共に温かいお言葉をありがとうございます。

まだ幼さの残る一年生と共に、楽しい時間を過ごしたいと思っています。


新入生の入学祝いに上演する演目は「まっくろネリノ」です。

こちらも、毎年許可をいただき上演させていただいております。

他にも「お月さまってどんなあじ」「お化けパーティ」「ゆきだるまのあたま」などがあります。

どれも、お話し隊の先輩方が作ってくださったものを大切に使わせていただき、上演しています。

(近年、コロナの影響で上演できない年が続きましたが


ブラックシアターは生演奏と共に繰り広げられるお話がとても幻想的で、毎年子どもたちもとても喜んでくれます。


著作権の関係で、配信したり動画をアップすることができず残念です。


「やさいのおなか」を上演している様子などは後日お礼のご挨拶と共に送らせていただきます。

よろしくお願いいたします。


浜松市立大平台小学校

お話し隊

吉川葉子

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こんにちは

浜松市立大平台小学校の吉川です。

ご報告が遅くなり申し訳ありません。


626日、『やさいのおなか』のブラックシアタークイズを大盛り上がりで楽しむことができました。

やさいのおなかのパネルが出てくるたびに、子どもらしい反応の数々に、思わず笑ってしまうほど楽しい時間を過ごすことができました。


あまり綺麗な画像ではありませんが、上演の様子を数枚添付し、ご報告とさせていただきます。


本当にありがとうございました。


浜松市立大平台小学校

読み聞かせボランティア お話し隊

吉川葉子





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吉川葉子 様


こんにちは、木内です。

ご連絡ありがとうございます。

イベントが盛り上がり良かったですね。

神秘的な写真を送っていただきありがとうございます。

ぼくのオフィシャルブログとインスタグラムで紹介させていただきます。

ぼくも一度はブラックシアターを見てみたいです。

これからも子どもたちと絵本を楽しんでください。

応援します!!

2024年7月3日水曜日

珠洲塩のクッキー

 







 毎月1日になると能登地震のニュースがながれます。すでに半年が過ぎましたが、現在でも倒壊した街の風景はさほど変わりません。6月に伺った時の被災者との会話が忘れられません。「何か私たちが悪いことしたのかな?バチがあたったのかな?もうみんなから私たちのことは忘れられたのかな?」

毎日報道されているのはパリオリンピックのことばかりです。

今朝(1日)NHKニュースで、珠洲市正院町にあるかつら寿司のご主人がインタビューに答えていました。「私達のことを、忘れないでください。」かつら寿司は営業を再開して頑張っています。次回珠洲市に行った時は、寄らせていただきます。


https://www.asahi.com/articles/ASS2C51DXS2CUQIP003.html


写真は道の駅すずなりです。6月に伺った時にはすでに営業を再開していました。珠洲塩のクッキーは、こどもセンターの所長さんからいただきました。甘しょっぱい美味しいクッキーです。

2024年6月8日土曜日

能登地震ボランティア活動報告3

 4日火曜日は七尾市のこども園にいく前に和倉温泉の町の様子を見て来ました。加賀屋を含め全ての旅館が休業中でした。再営業するには建て直しだそうです。

今は能登島にかかる橋も渡れますが、地震後橋が渡れず能登島から出ることはできませんでした。






午前中は七尾市のこども園で年中児40名と遊びました。午後は別のこども園で保育士を対象にしたワークショップと学童保育と年長児合流のワークショップを開催しました。たくさんの笑顔が見ることができて良かったです。園長先生も久しぶりの笑顔でした。










たった3日間の絵本あそびワークショップでしたが、子どもたちは元気いっぱい遊び笑顔でした。ぼくも子どもたちからたくさんの元気をもらいました。先生達も明るく楽しい時間を共有できました。本当に来て良かったと思いました。


元日から変わらない景色を毎日見ていたら、自分達は忘れ去られているかのような寂しい気持ちになってしまいます。明るい未来や希望が持てません。

こちらの新聞やTVニュースでは、毎日震災特集記事や現状の様子を伝えています。でも今県外にはほとんど被災地のニュースが流れないので、被災地の現状を目にすることがありません。最初に渋滞するから来るなと言ってしまったので、その後関心もなくなり忘れ去られています。既にのと里山海道は一方通行ですが使えるので、金沢市内から珠洲市まで2時間半で行けます。それなのに県外ナンバーの車はほとんど見ることはなく、トラックもそれほど多くなくガラガラです。最初は片道45時間はかかるかも知れないと思って早めに出発しましたが、行きも帰りも道は空いていました。

5日から輪島朝市通りで公費での解体工事が始まりました。どれほどの重機と人が集まって作業するのか?珠洲市でも倒壊家屋はたくさんあります。何故ボランティアが少ないのか?何故マスコミはもっと報道しないのか?何故政治家は動かないのか?何もかも遅くて、不思議でなりません。


輪島市で入浴施設の運営をしていた自衛隊は4月2日に撤退しました。その後を引き継いだのがNPO法人Vネットです。下記のサイトにアクセスすると輪島市での活動の様子がわかります。ボランティアも募集しているので、興味ある人はサイトを見てください。

https://vnetgifu.hida-ch.com/e1271588.html 


仮設住宅は増えてきましたが、まだ避難所はあります。

5月20日に輪島市の仮設住宅で70代の女性が亡くなりました。死因はわかりませんが、「状況から見て孤独死と判断せざるを得ない」と市災害対策本部の話です。静かすぎる被災地、1月1日から時間が止まったような変わらない街の様子、今までに行った被災地とはまるで違います。何ができるかわからない人も、自分の目でこの状況を見てほしい。そして自分ができることを探しましょう。道は空いています。車なら金沢から2時間半で珠洲市まで行けます。




金沢で活躍するフォトグラファーの中乃波木さんから雑誌「能登」の最新号をいただきました。中乃波木さんとの出会いは、2019年5月号かがくのとも「なにがみえるかな?」写真絵本の撮影と能登でのコーディネートをしていただいたのがきっかけです。この絵本はのと鉄道さんに全面協力していただき、写真はのと鉄道の車内から撮影した能登の景色です。モデルになってもらった子どもも中さんのお友達の家族で金沢在住です。ぼくが前回金沢に来たのがこの絵本の撮影があった2017年なので、今回が7年ぶりの再会になりました。




雑誌「能登」の最新号は能登地震の特集です。少しでも能登地震の情報を得たいと思っている人はこの雑誌を読むと良いです。この雑誌にぼくがどうしても紹介したい記事があるので、一部を抜粋します。


地産地消文化情報誌 能登 May2024春 Vol.55 定価880円



能登で生きるという事 番外編 武藤一樹「神音」&「武藤焙煎工房」主人


何を試されているのか


震災はきっかけに過ぎない。

 誰もが気づいていた。知っていた。しかし目をつむり続けてきた『能登の再生(自律自走のコミュニティ形成、世代の代謝)、経済活動の誕生の不達成』を浮き彫りにし、国や政治が「お待ちください」「ボランティアがたりません」いや「現場の福祉行政は機能しているんです」と言いながら、その実は「ほらね、やっぱり無理でしょう?仕方ないよね、許してね」と同情を誘っているのでは?と疑いたくなるのんびりした対応で、「万博は開催します」と重機や人やお金をまわすそぶりすら無く。・・・・・




今回ぼくが能登地震の被災地でボランティア活動ができたのは、金沢の北新越こどものとも社代表の高山さんのおかげです。事前に段取りをして、3日間朝早くから無駄なく車で回っていただきました。一人ではなかなか効率よく動けません。今回出会えたたくさんの子どもたちや保育者、そして皆さんとの縁を大切にしたいです。

ありがとうございました。