「やさいのおなか」は1984年10月に福音館書店よりペーパーバックシリーズの1冊として誕生しました。当時はペーパーバックシリーズ(サイズ 15X15cm )が色々と出ていました。薮内正幸さんの動物シリーズ「どうやってねるのかな」や「なにのこどもかな」などもそうです。現在はハードカバーの書籍として販売されています。
1970年に出版された「ことばのべんきょう」シリーズ かこさとし文・絵などは現在でもペーパーバックとして販売されています。
https://www.fukuinkan.co.jp/search.php?series_id=79&page=1
ペーパーバックの「やさいのおなか」は1990年11月の重版が最後になりました。その後販売が終了して1997年1月にハードカバーの書籍として復活しました。
写真右側の絵本がペーパーバックの「やさいのおなか」です。
どちらも裏表紙ですが、違いがわかりますか?
ペーパーバックからハードカバーの書籍になるときに色々と変更されたことがありました。ペーパーバックと書籍では絵本のフォーム(様式)が違うので、物理的に変更した点もありますが、新たな考えが生まれて自ら変更を希望したものもあります。何がどう変わったかは、絵本を見比べないとわかりません。ペーパーバック版の販売はすでに終了しているので、中古品を探すしかないです。もしかすると図書館で見つけられるかも知れません?
たくさんの絵本が毎年消えている中で、「やさいのおなか」は今も多くの読者に愛されて読み継がれている絵本になっています。ただただ感謝です!この絵本が生まれた時の気持ちを忘れずに、絵本を作り続けたいと思います。
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