2013年6月30日日曜日

イベント


イベントのお知らせ

東京国際ブックフェア及びジュンク堂書店にて、アプリ「おなかとせなか」の展示とiPadでの体験ができます。

場所:東京国際ブックフェア http://www.bookfair.jp/
期間:7月3日水曜から7月6日土曜 
概要:日販ブースの一部に「ドットDNP」デジタルえほんミュージアムのミニ版展示をします。
   アプリ体験部分ではiPadを数台設置します。
          

ジュンク堂書店 隣接子どもコーナー 

場所と期間:大宮高島屋内 ジュンク堂 (6月21日から常設) 
      松戸伊勢丹内 ジュンク堂 (7月3日から常設) 

概要:デパート内書店「ジュンク堂」の児童書コーナーに隣接設置します。「子どもコーナー」内に    iPadを置きデジタルえほんを子供たちが体験できます。 
   部屋には紙の本も置かれ、定期的に紙の本の読み聞かせ等のイベントも開催されます。

2013年2月9日土曜日

tocco(トッコ)


絵本ナビの特集でアプリ谷川俊太郎さんの作品「まり」と一緒に「おなかとせなか」が紹介されています。
谷川俊太郎さんの詩と絵本に始めて出会ったのは、ぼくが高校生の時でした。それから詩や絵本に興味を持つようになりました。谷川さんはいつも新しい表現に意欲的で挑戦者です。それは今も変わりません。ぼくはその精神を見習い、目標にしてきました。今回絵本ナビで谷川さんの作品と一緒に紹介されて光栄です。
プレゼントもあるのでご覧ください。
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絵本ナビさんの特集でtoccoをご紹介頂きました!
中の人色々喋ってます。
絵本大好きなメンバーで運営していますので、話が長くなってしまっていますが是非お時間有るときにご笑覧くださいませ。
今回は「まり」と「やさいのおなか」を中心にお話させていただきました!広瀬先生の原画もみれますよ!
http://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=39

2013年1月31日木曜日

DNP


1月23日東京新宿区に「コミュニケーションプラザ ドットDNP」がオープンしました。
日本や海外の最新デジタルえほんを見て遊べるミュージアムです。入場は無料です。
デジタル絵本「おなかとせなか」も展示されています。遊びに行ってみてください。

2013年1月26日土曜日


「まるいけど ヘビです」
「かちかちだけど タコです」
「ヤマグチの ふゆは ぶち さぶいけど」
「わたしの うえに ふるゆきは わたあめのやうで ありました」
 

  私 の 上 に 降 る 雪 は 真 綿 の や う で あ り ま し た

  私 の 上 に 降 る 雪 は 霙 の や う で あ り ま し た

  私 の 上 に 降 る 雪 は 霰 の や う に 散 り ま し た 

        私 の 上 に 降 る 雪 は 雹 で あ る か と 思 は れ た

     私 の 上 に 降 る 雪 は ひ ど い 吹 雪 と み え ま し た

     私 の 上 に 降 る 雪 は い と し め や か に な り ま し た 

*               *            
*            *
       *                       中也  *

2012年10月1日月曜日

7月25日(水)東松島市図書館


東松島市図書館では、あやとり遊び、絵本うた、遊び歌、ころころ人形の工作、ミニ絵本作りなどを行ないました。





7月25日(水)東松島曲浜


 東松島市図書館に伺う前に、津波に襲われた沿岸地域を訪ねた。
昨年6月の様子とは違い瓦礫の山は片付けられて、まるで何事もなかったかのような風景だった。

下の写真2枚は、昨年6月の東松島市沿岸地域の様子。
瓦礫の中を車が1台通れる道が確保されていた。



 1年後瓦礫の山は片付けられて、かつての住宅地は更地となり雑草が生えていた。
家の一階を波が通り抜けて崩壊を免れ、かろうじて家の形を保っている建物だけが取り壊されずにぽつんぽつんと建っていた。
初めてここを訪れた人は、ここに町が存在していたことを想像する事ができないのではないか。




 残された建物の中に保育園があった。
近づいて部屋の中を見ると、津波で流れ込んだ泥の中にオルガンや用具が埋まっていた。
3.11から時間が止まったまま、ついさっきまでここにいたかのように保育園の子ども達の笑い声が思い浮かぶ。
この保育園の子ども達や先生は無事だったのだろうか?




奥松島宮戸島


 昨年同様今回も宿泊先を探すのに苦労した。ほとんどのビジネスホテルは工事関係者で満室状態が続いていた。昨年はボランティアのために安い料金で宿泊できた観光ホテルも一般営業を再開していた。観光客も戻り始めていて、予約が取れない状況だった。そこで、東松島では東松島市図書館のKさんに宿の手配をお願いした。Kさんが紹介してくれた宿は宮戸島の民宿だった。
 
 塩竈でのワークショップが終わり、今夜の宿泊先奥松島宮戸島に向かった。
風光明媚な松島は大小の島々が防波堤となり津波の被害が少なかった。
しかし、その防波堤となった島々では大きな被害が出た。
仙台湾の外海に面する宮戸島の大浜や月浜一帯は壊滅状態だった。
 島に向かう道路はまだ工事中でトラックが行き交っていた。
まるで殺風景な埋め立て地を走っているようで、この先にめざす民宿が本当にあるのか心配になってきた。カーナビを頼りに目的地に着くと、そこは民宿の看板だけで、プレハブの家が建ち並んでいた。島の端に仮設住宅があるとは意外だった。でも民宿は見当たらない。この先にあるのか、車を走らせるが同じ場所に戻ってしまう。3回同じ道を走りやっと民宿を見つける事ができた。山が防波堤となり仮設住宅からは海は見えない。山の切り通しを抜けると海岸に出ることができる。海岸には港がありその先には仙台湾の外海が広がっていた。その海岸に民宿が建っていた。

 インターネットで東松島市観光協会奥松島のページを見ると、たくさんの民宿が紹介されているが、ほとんどの民宿は津波で流され壊滅している。海岸を歩いてみると建物の土台だけが残り、雑草が生い茂る更地であった。高台に数件の家が見えたが、人が住んでいる気配はほとんどなかった。この地域の住民は海岸の裏側にある仮設住宅で生活していた。




 10mの津波が集落を襲い建物を破壊した。民宿山根は奇跡的に助かった。海岸に面する食堂の床が落ちて波が通り抜けたため柱だけが残った。その後1階部分を修繕して営業を続けている。
 民宿山根の夕食は、刺身・魚の煮付け・焼き魚に焼きウニとあまりの豪華さにびっくりしていたら、ウニが半分でごめんなさいと言われ、またびっくり!地震前ならウニは一人一つだしていたのだけれど、地震で海底が下がり地形が変わりウニが前ほど採れなくなったという。地震の前は遠浅で海岸ももっと広かったらしい。